ディズニー・オン・アイス
帰省している。祖母がはりきってしまい、ディズニー・オン・アイスの公演チケットをとってくれた。あのディズニーがしかも氷上で!?……とはならずに、ディズニーに興味もなければフィギュアスケートにも興味もなく。ふ~ん、のまま5,000円近く(!)のチケットをもらい大坂城ホールに行ってきた。
ひさしぶりの大阪城ホール。前に来たのは門井くんにさそわれて行ったナイン・インチ・ネイルズだったような気が。高3か。「おれはブタだ」と歌うトレント・レズナーのあと、まさかミッキーさんを見に来るなんて。
氷上のミッキーさんたちはさすがにスケートが上手だった。それに照明がきれいだし、流れる歌がすごい。5重くらいのぶ厚いコーラスがコンプかかって流れている。ものすごい音圧。30分くらいしたら耳が飽きたけどしょうがない。
ショーの内容はディズニーの代表作の一番有名な部分を氷上で演じるというもの。後半は恋愛ものが多く、アラジンだったかは「ようやくめぐりあえた大事な人」と歌いながら、恋人を頭上で20回転もさせた。すごい。
たとえどんなに好きでも、愛が深くても、清廉潔白な愛でも、頭上で恋人を20回転させるのは並大抵のことではない。ピザじゃないのだから。これからお嫁さんになるかもしれない人なのだから。
回るといえば会場ではくるくる光が回るおもちゃが売られていた。娘が「あれはなんだあれはなんだ」と言い、またうちの母も張り切っていたので一つ買うことになった。ぐるぐるのピカピカ。
「すいません……これなんですか?」
買うときはまずそこからだった。ティンカー・ベルをモチーフにしたおもちゃだと教わったとしても、ティンカー・ベルがいるわけでもなし。ピカピカがグルグルなことにかわりはない。概念だ。光って回る概念だけが今の京都を支配しているのだ。
酔っ払ってきた。寝ます。
■追記
翌朝この日記を見て、最初の方は(あ~書いた書いた)から徐々に(こんなこと書いたっけ?)になり(……京都を支配?)となって震えてます。